こんにちは。
前回に続き、Mac Pro Early 2009(以下Mac Pro E2009)の延命改造の記録です。
今回は、メモリの交換です。
決定的だったのが、360°動画編集ソフトを使用している時のメモリ消費量が凄まじいことです。普段扱う360°動画の解像度が4Kなので、当然とも言えますね。
キャプチャを撮り損ねましたが、10GBの構成ではメモリの圧縮やスワップ量が大きかったため、これを無くせば更なるスピードアップが見込める事になります。
ではどれくらいのメモリを積めば良いのか、調べてみました。
その結果、動画編集なら32GBあれば良いとのことです。
が、これは動画編集ソフトに限った話です。
同時に画像編集ソフトやウェブブラウザ、メーラーなどいろいろなアプリを起動する場合、もっと必要になります。
CPUとメモリはセットで考えるべきと教わりましたので、性能を最大限に発揮するため、次に手をつけたのがメモリです。
当初は8GBを6枚、合計48GBで行こうと考えましたが、この機種としては限界の1枚16GBメモリで構成することに決めました。
メモリは 6GB → 10GB →
Mac Pro E2009のメモリ標準構成は1GBが6枚、合計6GBです。
メモリは8枚まで搭載できる機種のため、過去にメモリを2枚追加しています。
CPUは2個なので3枚ずつ、計6枚のメモリ構成が理想的となるわけです。
そのため、標準構成では6枚だったわけですが、当初はスピードよりも容量を優先し、2枚追加の計8枚挿しで運用をしていました。
この機種では16GB×8枚、計128GBが最強と言えますが、上記の理由で96GBとしました。
加えて、コスパも優れていたから。
改造すると決めた段階で中古市場も常時チェックしており、6枚だけ割安で入手できたことも決め手のひとつでした。タイミングも大事ですね!
前置きが長くなりましたが、いよいよ交換です。
念の為PRAMクリアをして起動します。
さっそくFinal Cut Pro Xを起動して軽く動画編集を進め、メモリの使用量を見てみると…
この結果から見ても、10GBでは圧倒的なスペック不足であることが分かりました。
そしてスワップ、圧縮が0バイトとあるので、これでメモリのスピードを落とす事なく動作できますね。
参考までに、執筆時点のMacBook Proのメモリ構成を見ると、標準でも16GB、最大64GB(+8万円)でした。Apple Storeのカスタマイズは割高なのと、個人で拡張しづらい設計になっている事を踏まえると、今回の改造は選択肢としてアリ。この世代のMac Proが今なお人気なのと、改造事例が多い事に納得した瞬間でもありました。
前回に続き、Mac Pro Early 2009(以下Mac Pro E2009)の延命改造の記録です。
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前回はCPUを交換 |
今回は、メモリの交換です。
目次[非表示]
CPUを交換した結果、動画編集は快適になったが...
動画編集ソフトはおろか、最近のMac OSもメモリを大量に消費しますね...。決定的だったのが、360°動画編集ソフトを使用している時のメモリ消費量が凄まじいことです。普段扱う360°動画の解像度が4Kなので、当然とも言えますね。
キャプチャを撮り損ねましたが、10GBの構成ではメモリの圧縮やスワップ量が大きかったため、これを無くせば更なるスピードアップが見込める事になります。
ではどれくらいのメモリを積めば良いのか、調べてみました。
その結果、動画編集なら32GBあれば良いとのことです。
が、これは動画編集ソフトに限った話です。
同時に画像編集ソフトやウェブブラウザ、メーラーなどいろいろなアプリを起動する場合、もっと必要になります。
CPUが最強なら、メモリも最強でいく!
これに尽きます。
CPUとメモリはセットで考えるべきと教わりましたので、性能を最大限に発揮するため、次に手をつけたのがメモリです。
当初は8GBを6枚、合計48GBで行こうと考えましたが、この機種としては限界の1枚16GBメモリで構成することに決めました。
メモリは 6GB → 10GB → 128GB 96GB
Mac Pro E2009のメモリ標準構成は1GBが6枚、合計6GBです。メモリは8枚まで搭載できる機種のため、過去にメモリを2枚追加しています。
今回は全て交換
- 標準構成は6GB(1GB × 6枚)
- 空きの2スロットに2GB × 2枚を追加し、計10GBにスペックアップ(数年前)
- 全てのメモリを取り外し、1枚16GBを6枚搭載
6枚にした理由
Mac Pro E2009では、CPU1個につき3枚のメモリに同時にアクセスできる、いわゆるトリプルチャネルに対応しています。そのため、処理速度の向上に繋がります。
CPUは2個なので3枚ずつ、計6枚のメモリ構成が理想的となるわけです。
そのため、標準構成では6枚だったわけですが、当初はスピードよりも容量を優先し、2枚追加の計8枚挿しで運用をしていました。
この機種では16GB×8枚、計128GBが最強と言えますが、上記の理由で96GBとしました。
加えて、コスパも優れていたから。
改造すると決めた段階で中古市場も常時チェックしており、6枚だけ割安で入手できたことも決め手のひとつでした。タイミングも大事ですね!
前置きが長くなりましたが、いよいよ交換です。
メモリの交換作業
お察しの通り、今回で最も簡単な改造になります。16GB×6枚を中古で入手 |
1枚1GBのメモリをつかんでいます これを1枚16GBに交換していきます |
全部で8枚取り外すので、まぁまぁ手間がかかります |
新しいメモリをトリプルチャネル対応のスロット1〜3に挿します この3枚で48GBのメモリ |
もう片方も同様に、メモリスロット5〜7に挿します これで48GB+48GB、計96GBに仕上がりました |
念の為PRAMクリアをして起動します。
メモリ交換ですから、CPUの時ほどドキドキしません。
きっと普通に起動するでしょう。
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無事、起動しました!
96GBにアップデート成功
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メモリが96GBになっています |
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1066→1333MHzでメモリ単体でもスピードアップ |
さっそくFinal Cut Pro Xを起動して軽く動画編集を進め、メモリの使用量を見てみると…
動画編集ソフトだけで9.47GBも消費
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動画編集ソフトだけで9.47GB(交換前のメモリ搭載量に匹敵w) 注目はスワップ0、圧縮0である点 |
この結果から見ても、10GBでは圧倒的なスペック不足であることが分かりました。
そしてスワップ、圧縮が0バイトとあるので、これでメモリのスピードを落とす事なく動作できますね。
参考までに、執筆時点のMacBook Proのメモリ構成を見ると、標準でも16GB、最大64GB(+8万円)でした。Apple Storeのカスタマイズは割高なのと、個人で拡張しづらい設計になっている事を踏まえると、今回の改造は選択肢としてアリ。この世代のMac Proが今なお人気なのと、改造事例が多い事に納得した瞬間でもありました。
96GBは不要だった?
薄々分かっていたんですが、96GBは無駄の極みでした。
キャプチャの通り、動画編集ソフト、写真編集ソフト、音楽やブラウザなどを起動しても36GB程度の消費です。半分すら行きません。
この結果から、8GB × 6枚の48GBでもアリだったかもしれませんね。とはいえ、さらにヘビーに使えばメモリもたくさん消費するはずです。
上記キャプチャーでは360°動画編集ソフトは含まれていないため、これも同時に起動するとどうなるか、追って確認してみたいと思います。
どうやって96GBを使い切るのか?
もう目的が変わってしまいますねw
もう目的が変わってしまいますねw
次回は
- システムストレージをSATA SSDからM.2 SSDへ交換
です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!